展覧会報告

special-exhibition
Genga' (Dash) Exhibition Series. Keiko Takemiya’s fantasy revival kamishibai “One Thousand and One Nights”
期日 2008. 8.23日(SAT)~2008.9.1(MON) / 2008. 10.23(THU)~11.9(SUN)
開催日数 10日 / 17日
参加者数 560名 / ――
会場 紀伊國屋画廊(紀伊國屋書店新宿本店) / 京都国際マンガミュージアム 2階ギャラリー4
主催 京都国際マンガミュージアム

監修:竹宮惠子
協力:トランキライザープロダクト/大澤由喜(企画工学研究所ロジック代表)/
月蝕歌劇団 / えむえむ紙芝居ヤッサン一座/
担当研究員:倉持佳代子

展覧会要旨

毎年恒例である精巧な複製原画・原画'(ダッシュ)の新作を発表する展覧会。2008年は6回目。この回は、1977年に竹宮惠子が描いた紙芝居「千夜一夜物語」計18点の原画ダッシュを制作、展示した。本作は、1977年2月に「寺山修司千一夜アラビアンナイト展」のために竹宮が描き下ろしたもので、寺山修司主催の劇団「天井桟敷」によって口演されていたもの。以降、ほとんど公開されなかった作品で、まさに幻と呼ぶにふさわしい。2008年より、原画ダッシュプロジェクトでは、某印刷会社とタッグを組んで制作を開始。今までは、内部での制作のため、A3までのサイズしか出力できなかったが、大型サイズの作品の制作もタッグを組むことで可能になった。また、原画ダッシュの紙の素材や色調整の際の照明などについても、様々な考察がなされた。より精巧な原画ダッシュを制作するべく、研究を深めることができた。(文責:倉持佳代子)

展示構成

・原画と原画ダッシュを見比べるコーナー

・竹宮惠子「千夜一夜物語」原画ダッシュ計18点

・「寺山修司千一夜アラビアンナイト展」の関連資料(所蔵:大澤由喜)

展覧会風景

関連展示・資料など

■紀伊國屋画廊

8/23(土):月蝕歌劇団の劇団員による紙芝居の口演、竹宮惠子によるトークイベントを開催。入場者数80名。

8/31(日):月蝕歌劇団の劇団員による紙芝居の口演のみ開催。入場者数45名。

■京都国際マンガミュージアム

えむえむ紙芝居ヤッサン一座による紙芝居口演を、紙芝居部屋(2F多目的研究室)にて4回開催。入場者数のべ243名。(8/20:入場者数45名。8/24:入場者数85名。8/31:入場者数73名。10/26:40名)


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