展覧会報告

special-exhibition
GENGA’(DASH)EXHIBITION SERIES WATANABE MASAKO & KAI YUKIKO
期日 2010. 8.21日(SAT)~2010.8.30(MON) / 2011. 2.27(SUN)~5.15(SUN)
開催日数 10日 / 70日
参加者数 949名 / ――
会場 紀伊國屋画廊(紀伊國屋書店新宿本店) / 京都国際マンガミュージアム 2階ギャラリー6
主催 京都国際マンガミュージアム

監修:竹宮惠子
協力:トランキライザープロダクト / 波津彬子
担当研究員:倉持佳代子
パネルデザイン:久保直子

展覧会要旨

毎年恒例である精巧な複製原画のプロジェクト・原画'(ダッシュ)の新作を発表する展覧会。2010年は8回目。本プロジェクトは、竹宮惠子の監修の下、破損や散逸の畏れのある日本のマンガの偉大な足跡を、現状のままアーカイブする目的で進められているものである。

今回は、少女マンガの黎明期より活躍し、デビューから50年以上たった今もなお描き続ける作家、わたなべまさこの作品30点と、ファンタジーから人間ドラマまで、幅広い作風で先を期待されていた夭折の作家・花郁悠紀子の作品35点の原画ダッシュを制作、展示した。活動年数としては、対照的な二人ではあるが、美しい色使いや、幻想的な世界観は共通しており、来館者を魅了した。

(文責:倉持佳代子)

展示構成

・わたなべまさこの原画ダッシュ全30点、花郁悠紀子の原画ダッシュ全35点

・竹宮惠子、雑誌『JUNE』表紙画の原画ダッシュ全4点

・作品原画と原画ダッシュを見比べるコーナー(花郁悠紀子「フェネラ」)※紀伊國屋画廊での展示のみ

・出展作家関連資料(グッズ、付録、掲載雑誌など)

展覧会風景

関連展示・資料など

会期中、竹宮惠子と出展作家らによる座談会を開催。

・2010年8月21日(土):紀伊國屋画廊にて、わたなべまさこ、花郁悠紀子の妹である漫画家の波津彬子、竹宮惠子による座談会。入場者数:140名。

・2011年5月1日(日):京都国際マンガミュージアムにて、波津彬子、竹宮惠子による座談会。入場者数:180名。

■告知ページはこちら 

紀伊國屋画廊
京都国際マンガミュージアム
 

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