期日 | 2013.6.22(SAT)~2013.10.22(TUE)/ 2014.4.28(MON)~2014.5.9(FRI) |
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開催日数 | 123日 |
会場 | 京都国際マンガミュージアム 2階ギャラリー4・6/文房堂ギャラリー(東京) |
主催 | 京都精華大学国際マンガ研究センター/京都国際マンガミュージアム |
監修:竹宮惠子
協力:トランキライザープロダクト/藤井千秋・花村えい子・ちばてつや
担当研究員:猪俣紀子・倉持佳代子・ユースギョン
毎年恒例である精巧な複製原画のプロジェクト・原画'(ダッシュ)の新作を発表する展覧会。本プロジェクトは、竹宮惠子の監修の下、破損や散逸のおそれのある日本のマンガの偉大な足跡を、現状のままアーカイブする目的で進められているものである。
今回は、藤井千秋(31点)、花村えい子(31点)、ちばてつや(32点)の新作と、竹宮惠子の新作を含む34点の計128点を展示した。原画'(ダッシュ)展示シリーズとしては初めてギャラリー2室(2階4・6)を使用した展覧会となった。ギャラリー4には抒情画に影響を受けた藤井千秋と花村えい子の作品を展示した。最後の抒情画家といわれる藤井と、少女マンガ発展期の先駆け的作家となった花村のそれぞれの可憐でかわいい少女たちの世界が展開された。ギャラリー6にはちばてつやと、竹宮惠子の作品を集め、少年漫画家の描く少女マンガ、少女漫画家の描く少年マンガを展示した。作品の凛々しい主人公の姿とともに、当時の雑誌など貴重な資料も展示し、ファンにとっても、あらためて作家を知る来館者にとってもその魅力を堪能できる展覧会となった。
本展はその後、東京・文房堂ギャラリーでも巡回した。
(文責:猪俣紀子2014.1.26/倉持佳代子加筆2016.8.16)
・藤井千秋の原画ダッシュ全31点、花村えい子の原画ダッシュ全31点、ちばてつやの原画ダッシュ全32点
・竹宮惠子の原画ダッシュ全34点(新作17点)
・出展作家関連資料(グッズ、付録、掲載雑誌など)
※文房堂ギャラリーでは、原画ダッシュのみ展示
・2013年9月22日(日):京都国際マンガミュージアムにて、花村えい子、ちばてつや、竹宮惠子による座談会。入場者数:150名。
・2014年4月28日(月):文房堂ギャラリー(東京)にて、花村えい子、ちばてつや、竹宮惠子による座談会。入場者数:50名。座談会の様子はこちら
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・京都国際マンガミュージアム
・えむえむブログでの紹介
原画’(ダッシュ)展示シリーズ「凛々しく 可愛らしく」展中間報告!(2013年8月5日)
・原画’(ダッシュ)についてはこちら