開催日時 | 2008.08.17 SUN 14:00-16:00 |
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会場 | 京都国際マンガミュージアム 2階 ギャラリー3 |
出演者 | キム・ヒョンベ[マンガ家]/篠原ユキオ[マンガ家]/ファン・キョンテク[マンガ家] |
主催 | 京都国際マンガミュージアム |
企画担当:伊藤遊
その規模と質の高さで世界的にも有名なカートゥーンの公募コンテスト「読売国際漫画大賞」の受賞者を中心とした、日本と韓国のマンガ家18人による競作展「Japan & Korea Cartoon Match」展の関連イベントとして開催された。
出演者である3人の日韓マンガ家には、両国のマンガ事情の違い、特にカートゥーンをめぐる状況などを語ってもらったが、考えさせられたのは、日本でも韓国でも、カートゥーンという分野の肩身が狭くなっていると言っていたことである。その象徴的な出来事として、「読売国際漫画大賞」が、本イベントの行われた前年度に、1979年以来の歴史を閉じてしまったことが挙げられる。この公募展が終わってしまった理由として、(1)賞金の魅力が落ちたこと、(2)作品制作のデジタル化が進んだこと、(3)作品発表の場としての公募という価値が低くなったこと、などが議論されたが、そうした事情は、ここ30年における、日韓の、ひいては世界のマンガ状況をも反映していると言えるだろう。
(文責:伊藤遊)
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