開催日時 | 2011.9.14 (wed)~15 (thu) |
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会場 | 富川大学(14日)/韓国漫画映像振興院(KOMACON)(15日) |
3rd International Manga Studies Conference: “Manga and Society: Beyond Economism” Sept. 14-15, 2011 Bucheon University & Manhwa Museum, hall. Organization: Kyoto Seika University IMRC & KOMACON Support: Bucheon University 主催:京都精華大学国際マンガ研究センター、韓国漫画映像振興院(KOMACON) 共催:富川大学、世宗大学、カトリック大学 企画担当:ジャクリーヌ・ベルント
『日韓漫画研究』(国際マンガ研究、vol. 3)オンライン修正版
※ 以下の論文はpdfとしてダウンロードが可能です。
ジャクリーヌベルント、山中千恵、任蕙貞編
◆論集
序文─学術的漫画研究をめぐる日韓交流を志して ジャクリーヌ・ベルント
序文─第3 回国際学術会議「漫画の社会性―経済主義を越えて」─後記 漫画研究の多様性とその発展に期待して
パク・ソクファン(朴錫煥)/梁仁實 訳
第1 部 韓国漫画の特性への接近
1 北米コミックス市場から見た日本マンガと韓国マンファ 小田切博
2 模倣海賊版から考える漫画表現形式の拡散─韓国純情漫画作家の事例から 山中千恵
第2 部 漫画と女性:少女・純情・ヤオイ
3 純情漫画の原点としてのオム・ヒジャ─少女漫画特有の表現との関係から キム・ソウォン(金素媛)
4 純情漫画のいくつかの美学的地形図 ハン・サンジョン(韓尚整)/朴珍媛 訳
5 少女マンガを支えた読者共同体のゆくえ─1990 年代の『りぼん』から 倉持佳代子
6 「他者」としてのヤオイ─1990 年代における韓国同人文化の変容をめぐって キム・ヒョジン(金孝眞)
7 社会批評との関係から見たグローバルな「腐女子」漫画文化─その可能性と限界 ジェシカ・バウエンス=杉本
第3 部 漫画の諸ジャンル
8 韓日の新聞劇画の比較論─「林巨正」と「忘八武士道」を例に イム・ヘジョン(任蕙貞)
9 線から捉えなおす「劇画」─さいとう・たかをを中心に 竹内美帆
10 「学習マンガ」研究序説─教育・キャラクター・リアリティー 伊藤遊
11 韓国のウェブトゥーン パク・スイン(朴秀寅)
第4 部 「芸術」の名において紙面の彼方へ
12 デジタル社会における融合化が漫画というジャンルにもたらす代案の研究 ハン・チャンワン(韓昌完)/梁仁實 訳
13 視覚芸術としての漫画からみた、韓国漫画展の争点と実践戦略 チョ・ヒユン( 趙姫允)/山中千恵 訳
14 「芸術」に挑戦するマンガ─井上雄彦「最終のマンガ展」を例に ジャクリーヌ・ベルント
日韓近代漫画年表 パク・ジンヒ(朴珍姫)/竹内美帆/鈴木翠
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第3回 国際学術会議の報告原稿
※下線部のある項目をクリックするとpdfファイルを無料でダウンロードできます。(韓国語の発表原稿はコマコンのサイトに掲載されています)
All links below are downloadable as pdf files.(The Korean versions are available at Komacon's website)
■9月14日(水)
【キーノートスピーチ】
1. キーノート・スピーチ
ジャクリーヌ・ベルント、Prof. Jaqueline BERNDT, PhD(京都精華大学マンガ学部教授・マンガ研究科長、国際マンガ研究センター副長)(Keynote speech)
2.キーノート・スピーチ
ハン・チャンワン/韓昌完、Prof. HAN Chang-Wan, PhD(世宗大学漫画アニメーション学科教授・振興院理事)(Keynote speech)
【研究報告/Presentations】
3.李承珍/イ・スンジン LEE Seung Jin, (世宗大学漫画アニメーション産業研究所専任研究員)、
「WEB漫画の双方向性のための発展方案模索研究 」(Developing the interactive potential of online comics)
4.顔暁暉/ガン・ショウフイ、GAN Sheuo Hui, PhD(京都精華大学マンガ学部講師)
「マレーシアにおける少女マンガの社会的役割」(The social role of shojo manga in Malaysia
5.任蕙貞/イム・ヘジョンLEEM Hye Jeong(京都精華大学芸術研究科博士後期課程)、
「韓日の新聞劇画の比較論 「林巨正」と「忘八武士道」における比較」(Comparative Research on Historical gekiga in Korea and Japan)
6.金東範/ギム・ドンボム Prof. KIM Dong Bum, (富川大学教授/ Bucheon University)、
「漫画と地域作家」(Manhwa and local artists)
7.白鍾勳/ペク・ジョンフンWilliam BAEK(カトリック大学校講師The Catholic University of Korea)、
「漫画と都市」(Manga and the City)
■9月15日(木)
8.吉村和真/Prof. YOSHIMURA Kazuma(京都精華大学マンガ学部准教授、国際マンガ研究センター長)
「マンガに学び得るもの:『はだしのゲン』を例に」(What can be learned from Barefoot Gen)
9.朴仁河/パク・インハ/Prof. PARK In-ha(靑江文化産業大学 /Chungkang College of Cultural Industries)
「学習漫画に学び得るもの」(What can we learn from educational manhwa?)
10.李璟來/イ・ギョンレ Prof. LEE Kyung Rae( 慶旼 大学カートゥーンアニメーション学科准教授/Kyungmin University)「21世紀初頭の漫画研究から見た『カートゥーン』」(The role of cartoons for Manhwa Studies in the early 21st century)
11. ジェシカ・バウエンス−=杉本/Dr. Jessica BAUWENS-SUGIMOTO(京都精華大学国際マンガ研究センターPD[postdoc]研究員)
「社会批評との関係から見たグローバルな「腐女子」マンガ文化の可能性と限界」 (Potentials and limitations of global “fujoshi” [rotten girls] culture)
12. パトリック・ガルバレス/Patrick W. GALBRAITH(東京大学大学院情報学環・学際情報学府・アジア情報社会コース・博士後期課程)
「『純粋なファンタジー』の力:腐女子の間の遊びと親密性」(The power of “pure fantasy”: Play and intimacy among “fujoshi”)
13. 伊藤遊/ITO Yu(京都精華大学国際マンガ研究センター・リサーチアシスタント研究員)
「«マンガ/ミュージアム»とは何か?―京都国際マンガミュージアムの事例を中心に」(How can manga and museum go together? An insider’s observations)
14. 山中千恵/Dr. YAMANAKA Chie(仁愛大学講師)
「誰のためのマンガ・ミュージアム?」(Whose manga/manhwa museum?)
15. 韓尙整/ハン・サンジョン Prof. HAN Sang Jung(韓国芸術総合学校講師/Korean Integrated School of Arts) 「韓国漫画博物館の未来のために何を準備するべきか?」(What is necessary for the future of manhwa/manga museums?)
16. 陳仲偉/Prof. CHEN Chung Wei(台湾逢甲大學教養学部客員准教授)「台湾の漫画:整体史の観点から」(Taiwanese manga: From an ecohistorical perspective)