開催日時 | 2014.10.18 SAT |
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会場 | 多目的映像ホール |
出演者 | 橋本一郎(元・朝日ソノラマ) (司会)佐川俊彦(京都精華大学准教授) |
参加者数 | 30名 |
◆主催:京都国際マンガミュージアム/国際マンガ研究センター ◆企画担当/應矢泰紀
海外でも多くの支持を集めている日本のアニメソング。1963年、日本で初めてTVアニメが放映されてから今日に至るまで、その流行が途切れることはない。このブームの火付け役になったのがソノシートである。レコード盤と比べて薄く、カラフルな塩化ビニールでできたソノシートは、子供達の間でも比較的安価で購入でき、さらには雑誌付録などでも瞬く間に広まっていった。
本イベントでは当時日本で初めてアニメソングのソノシート化を企画した当人である元朝日ソノラマの橋本一郎氏をお招きし、開発に至った当時の経緯から、その経済効果、アニメソング制作の裏側までを語っていただいた。
特に虫プロ作品における、歌詞やメロディに纏わる手塚治虫氏とのエピソード(「鉄腕アトム」「ジャングル大帝」)や、まだ手探りで作られていた当時ならではの問題(「鉄人28号」の曲中の社名版権)など興味深い話が多く伺えた。
他にも「オバQ音頭」や「リボンの騎士」、「あしたのジョー」などにも触れたが、作詞家、作曲家、歌手とのやり取り、ジャケットのイラストやマンガ制作についても語られた。
今日ではほとんど見ることのないソノシートだが、講演の話題にそって、ソノシートも実際に鑑賞した。CDとは違った趣きのある音源を聞きながら、その音に秘められた当事者達の拘りを知ることができた。
(文責:應矢泰紀2015.1.6)
<<鑑賞曲目>>
鉄腕アトム(アトムマーチ)
鉄人28号
エイトマン
オオカミ少年ケン
おそ松くん
ワンダースリー
悟空の大冒険マーチ
オバケのQ太郎
オバQ音頭
ジャングル大帝のテーマ
リボンの騎士
マグマ大使
ウルトラマンセブンの歌
あしたのジョー
※講演中に流した楽曲はすべてJASRACに申請・許可済です。
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