1974年、愛知県生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、京都精華大学国際マンガ研究センター/京都国際マンガミュージアム研究員。専門は民俗学・マンガ研究。
民俗学におけるテーマは、「路上観察」の元祖「考現学(こうげんがく)」の方法論研究。
マンガ研究のテーマとしては、マンガ作品そのものというよりも、マンガがどのような人々にどのように読まれているかという「マンガ環境」に関心があり、近年は、国内外のマンガ関連文化施設やマンガ展の調査を行っている。
また、日本で独自の発展を遂げている「学習マンガ」の研究も進めている。
[2006年4月~2020年3月:研究員/2020年4月~2021年3月:マンガ学部特任准教授/2021年4月~:現職]
マンガ研究 著書
考現学研究・自分史研究・その他著書
論文・解説など
その他の所属
論文・解説など
· イトウユウ「「マンガ」の外へ 赤塚不二夫の一コマ政治諷刺マンガ、大人の学習マンガ、さわる絵本」『ユリイカ』2016年11月臨時増刊号「総特集・赤塚不二夫」青土社、2016年、270~277頁イトウユウ「「マンガ」の外へ 赤塚不二夫の一コマ政治諷刺マンガ、大人の学習マンガ、さわる絵本」『ユリイカ』2016年11月臨時増刊号「総特集・赤塚不二夫」青土社、2016年、270~27
· 伊藤遊、山中千恵「台湾「中央研究院」による学習マンガとしての「Creative Comic Collection(CCC)」シリーズ 知識を伝達するマンガの政治性認識をめぐって」『京都精華大学紀要』第49号、京都精華大学、196~208頁
· 伊藤遊「学習マンガ 戦前に生まれた〈教育〉ツール」「マンガミュージアム マンガ文化の普及と保存」竹内オサム/西原麻里・編著『マンガ文化55のキーワード』ミネルヴァ書房、2016年、56~59頁/184~187頁
· 倉持佳代子&イトウユウ「ネコマンガヒストリー マンガの中のネコ達の軌跡」図書の家+立東舎・編『ネコマンガコレクション 100匹のネコと13人のネコ好きマンガ家』立東舎、2016年、83~92頁
· 伊藤遊「マンガは〈戦後〉文化か 学習マンガ、傷つく身体、マンガを描く人々」小勝禮子・編『「戦後70年:もうひとつの1940年代美術」展関連企画シンポジウム「戦争と表現 文学、美術、漫画の交差」報告書+美術に関する論文集』栃木県立美術館、2016年、22~28頁
· イトウユウ「ポスト山上たつひこが生まれるまで、あるいは1977年の異変」『文藝別冊 総特集 山上たつひこ』河出書房新社、2016年、174~181頁
· イトウユウ「9つの違い 日本マンガ/バンド・デシネの特徴」「マンガは芸術なのか? 日本における〈マンガ〉と〈芸術〉の関係」『ルーヴルNo.9 漫画、9番目の芸術』カタログ、ルーヴルNo.9大実行委員会、2016年、192~193頁/200~201頁
· イトウユウ「「マンガ」の外へ 赤塚不二夫の一コマ政治諷刺マンガ、大人の学習マンガ、さわる絵本」『ユリイカ』2016年11月臨時増刊号「総特集・赤塚不二夫」青土社、2016年、270~277頁
· イトウユウ「立石大河亞と横山裕一におけるマンガ表現 記号、コマ、赤塚不二夫」『世界が妙だ!立石大河亞と横山裕一の漫画と絵画』カタログ、広島市現代美術館、2016年、69~71頁
· 伊藤遊「「メディア」としてのマンガミュージアム」小山昌宏/玉川博章/小池隆太・編著『マンガ研究13講』水声社、2016年、359~379頁
· 谷川竜一、山中千恵、伊藤遊、村田麻里子編『CIAS Discussion Paper No.52 日本のマンガミュージアム2 マンガミュージアムを介した地域力の再生/地域力によるマンガ文化の創出』京都大学地域研究統合情報センター、2015年
· 山中千恵、村田麻里子、伊藤遊、谷川竜一「韓国漫画映像振興院における来館者調査-来館者の物理的・社会文化的・個人的コンテキストをめぐって-」『人間学研究』第13号、中部人間学会、2015年、47~64頁
· 伊藤遊「ポピュラー文化ミュージアムの困難と可能性」『歴博』第188号、国立歴史民俗博物館、2015年、28~29頁
· (無記名)「怪奇から幻想へ~こわいまんがの系譜~」「ギャグ&コメディ、笑いの衝撃」「孤高の表現者・紡木たくの世界」ほか『LOVE and… わたしのマーガレット展公式図録』わたしのマーガレット展プロジェクト、2014年
· イトウユウ「こわ~いマンガの系譜」「つのだじろうと日野日出志、七〇年代ホラーの巨匠」「漫画の神様・手塚治虫が遺した恐怖」「“漫画の王様”じはブラックな世界を描く“闇の帝王”?!」「見晴らしガ丘にて」「ゆうれい談」「ぼくらはみんな死んでいる♪」「悪魔の花嫁」「首吊り気球」『Mei』第4号、メディアファクトリー、2014年
· 村田麻里子、オレリアン・パスキエ、山中千恵、伊藤遊「アングレーム国際BD フェスティバル韓国漫画展「枯れない花」にみる場と展示の〈政治性〉」『関西大学社会学部紀要』第46巻第1号、関西大学社会学部、2014年、57~81頁
· イトウユウ「学校の中の『はだしのゲン』」『マンガ論争10』永山薫事務所、2013年、69~73頁
· イトウユウ「ナゾのパラダイス(淡路立川水仙郷)」「銀座通り(新橋―京橋間)」「石ノ森萬画館」(コラム)
石田佐恵子、村田麻里子、山中千恵編著『ポピュラー文化ミュージアム 文化の収集・共有・消費』ミネルヴァ書房、2013年
· 脇田貴文、村田麻里子、山中千恵、伊藤遊、谷川竜一「マンガ読書行動尺度・マンガイメージ尺度の開発の試み」『関西大学社会学部紀要』第44巻第2号、関西大学、2013年、75~89頁
· 伊藤遊「「学習マンガ」キャラクター研究序説--教育・リアリティ」ジャクリーヌ・ベルント、山中千恵、任蕙貞編『国際マンガ研究3日韓漫画研究』京都精華大学国際マンガ研究センター、2013年、201~226頁
· 小川剛、久保直子、伊藤遊「文化施設で<マンガワークショップ>をするということ--京都国際マンガミュージアムにおける実践報告から」『京都精華大学紀要』第42号、京都精華大学、2013年、89~107頁
· 谷川竜一、伊藤遊、村田麻里子、山中千恵『CIAS Discussion Paper No.28
日本のマンガミュージアム--あらたな文化共有と地域社会』京都大学地域研究統合情報センター、2013年
· 伊藤遊、村田麻里子、山中千恵、谷川竜一「広島市まんが図書館における来館者調査――マンガを「図書館」で扱うとはどういうことなのか」
『京都精華大学紀要』第41号、京都精華大学、2012年、111~127頁
· 村田麻里子、山中千恵、伊藤遊、谷川竜一「宝塚市立手塚治虫記念館における来館者調査――地域活性化のためのマンガ関連文化施設の実態と是非をめぐって」
『関西大学 社会学部紀要』第43巻第2号、関西大学、2012年、95~114頁
· イトウユウ「硬貨を入れてからボタンを押して下さい」「現代間引考」「むかし死んだ男」「詔命」「鎮守の森」(「諸星大二郎作品解説50」)
『文藝別冊 総特集 諸星大二郎』河出書房新社、2011年
· 猪俣紀子、伊藤遊、山中千恵、吉村和真「マンガを誰が、何のために集めるのか――フランスの<マンガミュージアム>CIBDIの事例から」
『京都精華大学紀要』第39号、京都精華大学、2011年、211~224頁。
· 山中千恵、伊藤遊、村田麻里子、谷川竜一「人はマンガミュージアムで何をしているのか――マンガ文化施設における来館者行動と<マンガ環境>をめぐって」
『マンガ研究』第17号、日本マンガ学会、2011年、76~85頁。
· 伊藤遊(無署名)「ちかいの魔球」「おれは鉄兵」「赤い虫」(「ちばてつや作品解説40 1956-2008」)
『文藝別冊 総特集 ちばてつや』河出書房新社、2011年。
· 伊藤遊「世界における日本のマンガ(下)――欧米編」
『国際人流』2009年5月号、入管協会、2009年、30~33頁。
· 伊藤遊「2008年のマンガ」
NPO図書館の学校編『子どもの本――この1年を振り返って 2008年』リブリオ出版、2009年、92~98頁。
· 伊藤遊「2007年のマンガ」
NPO図書館の学校編『子どもの本――この1年を振り返って 2007年』リブリオ出版、2008年、80~86頁
· 伊藤遊、真鍋昌賢、山中千恵「「イメ日」班における方法論の実験報告――研究ネットワークの構築のために」
伊藤公雄、金水敏編『イメージとしての<日本>』大阪大学21世紀COEプログラム『インターフェイスの人文学』「イメージとしての<日本>」研究プロジェクト、2007年、209~217頁。
· 伊藤遊「 Exported Japan: On Japan’s Popular Culture Policy」
『Image of Japan in Europe』Vytautas Magnus University、2007年。
· イトウユウ「「差別と向き合うマンガたち」を考える」吉村和真、田中聡、表智之
『差別と向き合うマンガたち』臨川書店、2007年、242~246頁。
· 伊藤遊「マンガ文化を学び、育み、社会への還元を目指す――京都国際マンガミュージアムにおける「マンガ研究」の試み」
『をちこち』第19号、国際交流基金、2007年、50~55頁。
· 山中千恵、伊藤遊「マンガを通じた国際交流への期待――モナシュ大学の事例から」
『マンガ研究』日本マンガ学会、2006年、83~94頁。
· 表智之、伊藤遊「Barefoot Gen in Japan:An Attempt at Media History」
『READING MANGA:LOCAL AND GLOBAL PERCEPTIONS OF JAPANESE COMICS』、ライプツィヒ大学出版部、2006年。
· 伊藤遊、藤田智弘、山中千恵「オセアニア地域における日本研究」
伊藤公雄編『イメージとしての<日本>――海外における日本のポピュラーカルチャー受容と日本研究の現在』大阪大学21世紀COEプログラム『インターフェイスの人文学』「イメージとしての<日本>」研究プロジェクト、2006年。
· 伊藤遊「「イメ日」ワークショップの実験報告――ディスカッション・ペーパー、インスタレーション」
『大阪大学21世紀COEプログラム「インターフェイスの人文学」ニューズレター Interface Humanities』第6号、2005年、16~17頁。
· 伊藤遊「ポップカルチャーの輸出をめぐって」
伊藤公雄編『海外における日本のポピュラーカルチャー受容をめぐる研究』大阪大学21世紀COEプログラム『インターフェイスの人文学』「イメージとしての<日本>」研究プロジェクト、2004年、125~132頁。
· 表智之、伊藤遊「大学ポップ化計画――大阪大学ポピュラーカルチャー研究センターの展望」
『マンガ研究』日本マンガ学会、2003年、140~148頁。