開催日時 | 2012.8.24 FRI 19:00-21:00 |
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会場 | アートエリアB1(大阪) |
出演者 | オガワツヨシ[アーティスト/京都精華大学国際マンガ研究センター研究員]/金水敏[大阪大学大学院教授/カフェマスター]、伊藤遊[京都精華大学国際マンガ研究センター研究員/カフェマスター] |
参加者数 | 20人 |
◆主催:アートエリアB1(大阪大学/NPO法人ダンスボックス/京阪電気鉄道会社) ◆共催:京都精華大学国際マンガ研究センター/大阪大学21世紀懐徳堂 ◆企画担当/カフェマスター:伊藤遊
「マンガカフェ」初、絵を描くワークショップを開催。「オトナの似顔絵」と題して似顔絵史の概説と作画ワークショップを実施した。
前半は似顔絵史の概説。似顔絵とは何なのか?肖像画との違いは何なのか?などの問いをきっかけに、平安時代の厨子の裏に描かれた落書きや戦国武将、役者絵、大首絵と続く日本の近代以前の肖像画や似顔絵を紹介。その後、幕末から明治にかけて日本で活躍したジョルジュ・ビゴーやチャールズ・ワーグマンなど報道画家をはじめに、北沢楽天、岡本一平、近藤日出造といった風刺漫画家の紹介や、戦後に入ってから活躍する山藤章二、和田誠、針すなお、日暮修一などを紹介。
また『週刊朝日』「山藤章二の似顔絵塾」が構築していった似顔絵師の育成環境や、似顔絵の世界大会で日本人が上位半数以上を占めている現状について報告。日本人がいかに似顔絵好きであるかについて解説した。
後半は似顔絵作画ワークショップ。描き込み式のワークシートを使い、似顔絵を描くためのポイントと顔の特徴の捉え方を、オガワが実際に作画しながら解説。著名人の写真資料を用いて、目、口、鼻の位置の違いについても解説。髪型や服装など顔以外にもモデルらしさを捉えるポイントがあることを紹介した。最後に各々自画像を描き、講評会を行った。
(文責:小川剛 2012.12.26)
◆配布資料
描き込み式ワークシートPDF(1.3MB)
※ここにある資料は配布資料の一部です
◆提示資料
似顔絵概略紹介のためのPPT資料