1917年、東京都生まれ。17歳で松本かつぢに師事し、抒情画やマンガを学ぶ。1951年、集英社の『少女ブック』に「ぼくちゃん」を発表し注目を集めた。1957年に、講談社の『少女クラブ』で連載したマンガ「フイチンさん」は、旧満州を舞台とした中国人少女の物語で、明朗で利発な主人公は大人気となり、1960年には小学館漫画賞を受賞。少女むけのユーモア漫画の先駆者であると同時に、長谷川町子とならぶ最初期の女性漫画家として、後のマンガ界に大きな影響を与えた。2003年に日本漫画家協会賞文部大臣賞を受賞。2008年に逝去。(所蔵点数:35点)