1935年、兵庫県生まれ。1957年、貸本単行本「母恋ワルツ」(東光堂)でデビュー。少女マンガの代表作に「少女三人」(1958年)、「マキの口笛」(1960年)、「りぼんのワルツ」(1963年)、「銀のかげろう」(1968年)などがある。戦後のまだ貧しかった少女達にとって、作者が描く世界は憧れであり夢であった。1967年に発売されたおもちゃメーカー・タカラの「リカちゃん人形」は、作者の少女絵がモデル。1960年代末頃からは、大人に向けたマンガも発表しはじめ、現在の「レディースコミックス」の広がりに大きく貢献した。(所蔵点数:34点)