1952年、宮城県生まれ。竹宮惠子、萩尾望都のアシスタントを経て、1977年、『別冊少女コミック』掲載の「恋は味なもの!?」でデビュー。坂田靖子、水樹和佳、花郁悠紀子など「24年組」の作風が強い同年代の作家とともに、「ポスト24年組」とも呼ばれる。広大なスケール且つ色彩の濃い重厚なSF作品を多く手がけ、『プチフラワー』掲載の「夢見る惑星」では、天変地異で滅びいく王国の権力抗争を描き、「ワンゼロ」では、仏教的瞑想の境地について描いてみせるなど、豊富な情報を背景に巧みに織り込み、厚みのあるストーリー展開でファンを魅了した。2010年逝去。(所蔵点数:30点)